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意識がもどると俺はベットの上に寝かされていた、それと同時に痛覚も戻っていた
酷い痛みにより身体がまともには動かない
あの高さの崖から落ちたのだ
無理もない
逆にこれだけの傷を負って生きているだけでも奇跡だっただろう
首は少し動いてくれるので改めて全身の傷の程度を確認する
よくギャグ漫画などでみる全身包帯でぐるぐる巻き状態を想像してもらうとわかりやすいだろう
骨の方はどうだかわからないがあまり大事ではなさそうだ
「しかしここはどこだ?」
確か俺は学校へ行く途中自転車のブレーキが壊れてガードレールにぶつかり崖から落ちたはずだ
だが今の状態は部屋の中のベッドの上で丁寧に包帯を巻かれ寝かされている
天候も違っていた
今日の天気は1日土砂降りのはずだったが雨が上がって晴れ渡っていた
まさか意識を失っていている間に数日間がたったとかいうことか?
なんて事を1人で考えていると部屋のドアが開いて1人の女性が入ってきた
「よかった、目が覚めたのですね」
とその女性は優しく微笑みかけてきた
髪は肩辺りまであり色はベージュ系統スタイルもよく、顔は文句のつけどころのない超美形だった
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