始まりは突然に

3/8
前へ
/52ページ
次へ
今回の眠りはやけに深かったので周りの人が起こしてくれるまでたっぷり睡眠をとってしまった、我ながらこの行動はクズだとおもってしまう 「今日は寝すぎだな、授業中に寝るのはあまりよくないぞ、ソースケ」 後ろの席に座っているいかにも生徒会長です的な雰囲気をあふれさせている男に指摘される 「あの睡魔は今世紀最大のものであった。眠りにつかないはずがあるだろうか、いやない!!」 「そんなことをどや顔でいうなよ、じゃあお疲れ様お前もはやく帰れよ」 ツッコミ入れながらその男はクラスを後にした 周りを見ると皆誰もが帰るための準備をしていた、そういえば今日は緊急の職員会議があり授業は先ほどの睡眠学習で終わったらしい 俺はそんな大切なことを忘れて睡眠と言う大して重要でない時間を過ごしたのだ 他の奴らに比べかなりのタイムロスをしてしまった、俺はすぐさま机の上にある物をかなり荒くたく鞄の中に放り込んで椅子から立ち上がり早々にどこかに行こうとした、がしかし神はそれを許さなかった 「なぁ今からヒマ?よかったらカラオケ行かね?いやー、人数少なくてさ盛り上がらないんだよね」 「すまんが無理だ、俺には用事があるからな、他の奴ら誘って行けよ」 「そうか、残念だな女子たちもく『さぁ行こうか!!場所はどこだ!?急がないと部屋がなくなるぞ!!』るんだが…決まりだな、じゃあ行くぞ」 悲しいかなこれが思春期男子の性だ
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加