― ハ ジ マ リ ―

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「あたしは...」 少し間があいて 「政治家!」 と強く答えた。 「貧富の差がなくなって 皆で楽しくお弁当食べれる 様なセカイにしたい。」 流れる雲に向かって話した。 「朱里は? 良いとこ嫁いで お姫様になっちゃいなよ」 冗談混じりで彩月が言う。 もうっ! と少し拗ねたように言う朱里。 「私も政治家だな。 皆が見て見ぬフリを してるセカイなんて嫌だもの。 こうしてる間にも労働してる 人は山程いるのに 学生なんてしてていいのかしら って思うと変えなくちゃいけない気がするの。」 珍しく言葉数が多くなった。
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