― ハ ジ マ リ ―

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その言葉を聞いて彩月は 「なんかあたし子供っぽいな~。 それか朱里が大人びてるのかな」 とぼやく。 「ま、どっちにしろ夢が 同じなら進路も同じっ! 政治学校でもよろしくっ」 っとVサインを空にした。 朱里も白く透明な指で Vサインを作った。 朱里達の世界には進路は 限られた数しかない。 学校に行った者しか 進路は選べない。 朱里達が目指す政治学校 より良い暮らしを目指して 未来の架け橋になりましょう。 こんなのは上っ面だけだ。 実際は富裕層の為の 政治の様なものだ。 だが政治学校を出なければ 発言が出来ないため 改革もできない。 朱里達にとって苦しい学校 になることに違いなかった。
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