― ハ ジ マ リ ―

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彩月の家は貧しい方だった。 産まれながらの強制労働。 どの先祖が作ったのかも 分からない借金を返すために 暴言を吐かれたり 少しのミスで殴られたりしても 毎日毎日真面目に働いて 必死に食い繋いでいた。 そんな時ある仕事が入ってきた。 内容は簡単。 1人の子供と遊ぶだけという 信じられない仕事だった。 話が上手すぎると思ったが 直接役人の人が来て わざわざ私を指名して くれたと思うと 期待してしまう私がいた。
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