第零:伍章

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そして今―― 裂け目の周りの街は《特区》と呼ばれる完全に独立した一つの国となっていた。 しかし裂け目に関してはほとんど進展が無く、唯一(デルタ)が出て来るのを感知できる様になっただけである。 だが、《スレイヤー》に関しては研究が進み、ある程度の適性のある人間を《スレイヤー》にする、異能開発学校ができ、スレイヤーの数は増えた。 しかし《スレイヤー》には一つ欠点がある。 それは、大体の能力が二十歳で消えてしまう事。 勿論個人差はあるが、大部分は消えてしまい、万年人不足であった。
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