小さな世界の大きな事件

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「妹や第一の殺人とされるかたのためにも事件を早く解決してこの街に平和をもたらして欲しいんです! お願いします!」  こうして、ストロリーさんの勢いに負けて依頼をうけることになった。 * ストロリーさんが帰ってからさっそく作戦会議を書斎件生活スペースではじめる。 「で、どうする? 」 先生が、テーブルにへばりつきながら聞いてきたのであきれながら 「先生が指示をだすべきです」  返した。 「うーん、でも迷っているんだよな~図書館行って新聞で情報をみないといけないし、警察に話を聞きにいかないといけないだろ? あとは、殺害現場で調査も必要だ。どれからやったらいいかな~迷う~」  などと迷う先生にいらつく私。  いつもこうなのだ。優柔不断のくせに飄々としてて嘘なんだか本当なんだかわからない先生。  この事務所に入ってから何度いらついたことかわからない。  私はバタンッとテーブルを叩いてから指示をだす。  ………いつものことだ。 「先生は殺害現場と図書館へ行ってください。私は警察署へ行きますから」 「えー。ぼくの方が多い~」 「つべこべいわずにさっさと行ってください! 」
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