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「ったくお前は何回言えばわかるんだよ」 私はあれから2、3時間寝て午後から学校へやってきた 今まで寝ていたからか、授業を聞く気もなくて教室にはいかずすぐ屋上に行ってお昼寝でもしようかなって思っていた そうしたらまさかのタイミングで一番会いたくない人に出会ってしまったのだ 「多分一生わからないと思いますけど?土方先生。」「休む時は親が学校に連絡しろと言っただろ!?」 そう、会いたくない人は土方先生 現在眉間にシワを寄せセールの土方先生はこの薄桜高校の古典の先生 そして私の担任 屋上に向かう途中で、ばったり会ってしまいそのまま生徒指導室へと連行されてしまった いつも捕まえられると長い長いお説教が待っているから、授業があっている時間に学校に来たのだが、まさかの授業がはいってなかったらしい 「はぁ・・・」 「ため息つきたいのはこっちだ」 「まぁまぁ、あんまり怒ると血管切れるぞ?」 そう土方先生の後に続いて口を開いたのは、私のクラスの副任の原田先生 なんで2人そろって授業がはいっていないんだよ まぁ原田先生が土方先生の今にもちぎれそうな血管を見ながら笑いをこらえているていうのは原田先生の優しさに免じてあえて言わないでおこう ・
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