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「・・・蓬条?」
「親はいません、あ、日本にじゃないですよ?
・・・・・・―――この世からです」
「「ッ・・・」」
まぁそれは私も聞いたことなんだけどね
1人になった私を九代目が拾ってくれたらしい
両親は私が小さい頃に病気でこの世から去ったらしい
残念ながらその辺りの記憶が思い出せない、その辺りの記憶だけぬけたような気がする
ただわかるのはどっちとも日本人だったことと、顔だけ
「・・・すまない」
「別に気にしないでください、こんなしんみりとした空気嫌いなんですよ」
自分で聞いておいて黙ったままなんていいかげなんな人達だよ、まったく
静かな空気としんみりとした空気は全然違う
まぁさわがしいよりはいいんだけどね
「じゃあ入学式に来た人は・・・」
「知り合いです、私親戚もいませんからね」
そう、入学式のあの日、別に入学式くらいこなくていいって言ったんだけど
私の保護者変わりに十代目が来たんだ
絶対周りから見ても兄弟にしか見えなかっただろうなと思う
けっこう行事とかは来てくれる事が多いんだよね
その中でも驚いたのは今年の体育際、守護者全員が変装して客に紛れていたんだ変装していてもバレバレですぐにわかったけど
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