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「(いい思い出だよな~)」 記憶をたどっていけばいろんな思い出があるなぁ でも両親の思い出を思いだしたい、何であの時記憶をなくしてしまったのかもわからない それに両親の最期の姿さえもよくわからないのだ 「教育費とかは?」 「あぁ、知り合いに引き取ってもらって教育費を出してもらっていますよ。今は近くで一人暮らししていますし」 私がそう言うと原田先生は腕を組みながら「しっかりしてるな~」と言葉を漏らしていた まぁ・・・嘘だったんだけど。 教育費は自分で出しているからね、ボンゴレファミリーの守護者だからそれなりにお金は稼いでいる お金はあるといっても別に欲しいものなんてないから、こういう時にお金を使っておかないとさ 「なぁ、蓬条「人って聞かれたくない1つや2つありますよね」」 さすがにもう何も話したくなかった 何か自分の事をペラペラと話す自分が嫌になったのもあったけど まぁこれで連絡無しで遅刻したってまだ良くなるだろう 近藤校長は良い人だからね、土方先生達がさっきの事を言ってくれたらわかってくれそうだ 「じゃあさようなら」 私はそう言って生徒指導室を後にした ・
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