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すると和馬は『う~ん』と唸り言う。
『理屈的にはできなくもないけどな…。秀吉の出方しだいでは…』
『なんだよ。分からないのかよ』
『分からないさッ。俺は神様じゃないんだからッ。想像や予想ぐらいしかできないよッ。実際にこうなるなんて断言できないよッ』
突っ込む剛に苦笑いを浮かべ和馬は言った。
そんな中で和馬は、美希と佳江がいないことに気付き言う。
『あれ美希たちは?』
『ああッ。さっき2人で外に出ていったけど』
和馬の問いに吾朗が言う。
『ふ~ん。あまりうろつかないほうが…』
と和馬が呟くと、それまですねていた守が口を開く。
『あッ。俺、探してくるよッ』
そう守は言って一人出て行った。
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