プロローグ

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「へぇ~、ここがセントラル学園か」 赤い髪の少女があちこちきょろきょろしながら歩く、隣には茶髪でいかにもおしとやかな茶髪の少女の姿も 「里緒、お願いだからあんまりきょろきょろしないで。私まで目立って恥ずかしくなる」 里緒 「なんだよ遥、そんなこと言うなよ。せっかくの歓迎会なんだからメインのうちらが堂々としてないと!」 遥 「在校生が堂々とするのは分かるけど私たちは‥‥‥」 里緒 「それに!‥‥ここで新しい出会いがある気がしてわくわくしてるんだ、昨日だってあんまり寝れなかったくらいだし!」 そこまで新しくも古くもない校舎を見上げ里緒は言う 遥は吹きすさぶ風でなびいた髪を手で押さえながら軽く笑う 里緒 「ところで遥は良かったの?」 遥 「えっ?‥‥ふふっまたそのこと?大丈夫よ。 私は私立に行く必要はないわ、里緒といたほうが楽しい気がするから」 里緒 「‥‥そっか。んじゃ行こうか!新入生高村里緒、いざ講堂へ」 遥 「お願いだからあんまり騒がないでよ‥‥」 里緒と遥は講堂へ足を進めた
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