始まり

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単純なやつだなぁとか思いながら、俺達は一緒に帰る。 「それでよぉ、あんときの鈴木の顔みたか?!もー俺おっかしくてwww」 「まじかww俺みてなかったww」 担任の話をしたり、友達の話をしたり、今日あったことを話したりしているうちに、家の前についていた。 「あ。じゃぁ、また明日なー。」 「おう!」 裕也は片手を挙げて俺の家の斜め向かえの家に向かう。 「よっと。ん?手紙入ってる」 俺は家の扉をあけながら、ポストに入っていた手紙の差出人のとこをみる。 「ただいまー。」 「おかえりー。早かったわねー」 母さんが台所から顔をだす。 「んー。」 俺は階段を上って自分の部屋に入る。 封筒をあけながらパソコンの電源をつける。 「誰から届いたんだ?これ。書いてねぇし。」 差出人のところには名前がかいていなかった。 ウィーンと、パソコンを立ち上げるときにいつもなる音が聞える。 「えっと・・・」 俺は手紙の封を開け、内容を見る。
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