二十四

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「あー、その辺りの説明は今度で良いわケルビムさん」 「了解した。 で、今回知りたいのは何故ここがまずいか、だろう?」  『そうだよ』と契約主であるギンが返事をすると、ケルビムは『やはり』と返してから続けた。 「その存在理由から、異界の扉がある島は、生物が簡単に出入りできないようにするため、空気中の魔力が異常に多い。 それは真裏にあるこの島にも少なからず影響している」
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