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その後春樹が腕輪を付けていると、フィオーレが口を開いた。
「さてと……さっきの発言やお前について、話してもらおうか?」
「え? ……あ、じゃあリリーさんも聞いてください。 後々驚きかねないですから」
武器はいつの間に片付けたのか、部屋を出ていこうとしていた手ぶらのリリーを彼はそう言って呼び止める。
彼女がフィオーレの近くまで戻って来たのを確認してから、春樹は話し始めた。
異世界で天使を助けて死んだ事。
神によって転生させてもらった事。
その時にもらった力や告げられた使命を。
「――そう簡単には信じられないです。 突飛ですし」
全てを聞き終えた後にリリーははっきりとそう言った。
その為、彼はあちらについて説明する。
「2度の世界大戦の後は60年以上巨大な戦争はあまり起きてなくて、アッロガートより科学技術が発展していて、魔法と言う物が、完全な夢物語の世界です」
と。
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