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 光が晴れた先には、長い金髪の女性と短い銀髪の青年がいた。 「――誰、だ?」 「何だ、姿が変わったら分からないのか」 長い金髪の女性がそう言った直後、銀の短髪の青年が咳ばらいをした。 春樹がまさかと思った直後、青年が口を開く。 「そのまさかですよ、春樹さん」 彼はそう口にすると、優しい笑みを浮かべた。 それを見た春樹はゆっくりと口を開く。 「そっちの女がウリエルで、こっちのイケメンが――フィエリテか」 春樹が2人の方を見たまま言うと、目の前の青年達は頷いた。 「マジかよ……」 「あぁ……じゃなかった。 えぇ、そうですよ。 我々天使やフィエリテ様のような神、あと悪魔や魔王には性別という概念が無いんです」 ウリエルがわざわざ話し方を変えるが、春樹は先程までと同じで良いと告げた。 相手がホッとしたのを確認した後に彼はゆっくりと口を開く。 「うん、どうにか理解した……で、フィエリテ」 「何ですか?」 「普通に死んだだけなら、神様には会わないよな?」 春樹がそう率直に疑問をぶつけると、フィエリテは苦笑した。
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