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影が捕食者達の注意を引き、空からタップが来るのを待ち構えている。タップの額に冷や汗が流れた。
タップの空路は無事タワーへと進んでいたが、空を陰るパラシュートのせいで、空から何かが来るのが気づかれてしまっていた。しかし、ひしめき合うほどの数がタワーには集まっていた為に、存在に気づいた捕食者はタップを追う事ができないでいる。
タップには幸運が二つ舞い降りていた。タップはその時初めて神に感謝した。
一つは自分が来るのを気づかれても捕食者が追えない事。
そしてもう一つは、欲していた軍のトラックの上に降り立った事だった。
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