出逢いはいつも突然に

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「やりました!」 ガッツポーズで喜ぶティアラの足元から急に感覚が消えた。 「へ?」 見るとどうみても崖から飛び出していた。しかも下からなんかヤバそうな奴の唸り声が聞こえる。 (走馬灯なんか…) 「見えないじゃないですかぁぁぁあ!!ぁぁぁいやぁあああああああ!?」 そう叫びながらティアラが下に落ちていると、若干上の方から何かの声が聞こえてきた。 「後で覚えとけよガチムチンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!」 そう叫んでも状況は変わることはなかった。 でしょうね。 「落っちるぅぅぅぅう!?」 上空5000メートルからの初ダイブで冷静でいられるのはよっぽどの勇者かただのしかばねしかいないと思う。 「どーするよ!なんか空飛ぶための奴なかったっけ!?何でもいいから誰か助けてぇぇぇぇ!!!!」 ここで雲を抜け、初めてスティアガーデンの景色を俺は見た!! 「すげぇ…本当に転生したんだな俺。」 ここで一句 天高く 見ゆる景色に 現実逃避♪(字余り) 時刻 湧人 「あああああああ!?」
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