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湧人が馬鹿みたいにはしゃいでいる傍ら、ティアラは突然目の前の男が叫んだ瞬間現れたドラゴンに軽くパニックに陥っていた。
(ええ!?どこからこのドラゴンは現れたの!?召喚術!?というかこんなこんな大規模な召喚獣をあんな簡単に呼び出すなんて!!
普通はとても複雑な陣と大人数の詠唱が必要な筈なのに!!
ていうかこの方は何故上から落ちてきたんでしょう。
じつは空から落ちてくるヒロイン的な人なんですか!?ええと…本当に何考えているんでしょう私。)
深呼吸して一旦落ち着こうとするティアラにスーパー浮わつきモードから戻った湧人が声をかけてきた。
「貴女、大丈夫ですか?」
「ええ、大じょう…。」
ティアラが目の前の男-湧人の方を向いた瞬間ティアラの動きがフリーズした。
(か…カッコいい!!この方はどなたなのでしょう、というか何て答えれば!?
結婚を前提にお付き合いって何プロポーズしてるんですか私、でもこれが一目惚れ?
恋愛なんて興味ないと思ってたのに!!ああでもここで出会ったのも運命!?そうなんですか!?
まさに運命の選択ということなんですか!?)
「あの~」
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