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「まぁ、うん、はい。」
「一体どうやってこんな大規模な召喚獣を召喚したんですか!?そもそもあんな高位の召喚獣と契約するなんてどれだけの魔力を消費するんですか!?」
すごい剣幕で迫るティアラ。
近ぇ。
「え、いやあれは召喚獣というよりモンスターかな?あと近いって!!」
いつの間にかユートの眼前まで近付いているティアラ。
だから近いっての。
「~~~~~~~~!!」
それに気付いたティアラは顔を真っ赤にして飛び退いた。
初々しいねぇ。
「すすす、すいません!!」(あっあんなに顔が近く!!なにか話を逸らさないと!!ええと…!)
ティアラの脳内はフル回転しているが端から見たらただの挙動不審にしか見えない。
「えと、貴方のその服見たことがないですけど何なんですか?」
(服?)
ティアラに言われ、自分が着ている服を確かめる。
(こっこれは!?)
黒地の布に詰め襟、正しくこれは男子学生の正装、
学ランだった。
ガチムチンェ………。
「あー、いやこれは学ランっていうんだ。」
「ガクラン?」
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