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「時間が押しているので、3分で考えたまえ」
「とりあえず服ください。裸の女の子を視姦したい変態なら話は別だけど」
「……」
男は無言のまま書類に何かを書き込み、ため息。
気付くと私は白いキャミソールみたいなワンピースを着ていた。
ああん、下着はないのね。
下着まできっちり作られてもそれはそれで引くけど。
「ところで質問、」
「異世界であっている。その世界は少しバランスが崩れつつあるので、バランスを直す媒介になって欲しい、と言うことだ」
男は腕時計から視線を外さないまますらすらと答えた。
コイツ心読んでたのかよ。
バランスを直す媒介、って。
何。よくある異世界トリップってこと?
私も魔法とかなんだかでキャッキャ出来るわけ?
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