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窓の外では風はあまりなく静かに緑の木々はそよ風にゆられ
太陽が輝いている
そんな気持ち良い世界とは対照的な教室
男子も女子も中学からの友達や新しく友達になった奴らと楽しく騒いでる中
俺はまだ一人で自分の席に座っている
高校生活…女子は初めの グループ作りが肝心…
そんなことは中学の時から胸に刻んできたこと
誰に話かけようかクラスを見回す
…はぁ
しかし何度辺りを見渡した所で現状が変わることはなく
俺は小さくため息をついた
こんな時小心者は辛い
とても皆の話しに今から混ざれる雰囲気じゃないよ
まるで自分がそこに存在していないのではないかと
錯覚してしまうほど
皆の瞳に俺は写っていない
……普通ならここで涙流したり、淋しいとか思ったりするんだろうけど
残念ながら俺は余り何とも思わないや
こんな状況何時ものことだしね
…あっ別に中学の時友達が居なかったわけじゃないよ
むしろフレンドリーなクラスで団結に燃えてたから
友達が居ないほうが可笑しい位だ
かと言って友達が居たという訳でもない
……
…………あれ?
今俺物凄く矛盾した事言ったよね……
……友達、居ない訳じゃないけど居る訳でもない
……
あれ?
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