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そして…2ヶ月後のある日。
放課後のチャイムが鳴り、俺と甲斐菜は2人で校門を出た…その時だった。
「積、積!」
俺は道路に飛び出した。どこからか甲斐菜の声が聞こえる。
ふと横を見ると、車が目と鼻の先まで迫っていた。
「積!!!」
気づいた時、俺は道路の真ん中で尻餅をついていた。
目の前には、血だらけの甲斐菜が横たわって、微かな声が甲斐菜の口から漏れていた。
「ま、また…わ…私に助けられてやんの……」
「甲斐菜!甲斐菜ああ!」
「私を、守って……約束だよ…ずっと……一緒…に………」
「甲斐菜ああああああ!!」
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