始まりは突然に

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―――――3ヶ月前――――― 新しい学校、新しい教室、まったく知らない人達。 涼樹霞子(15) 今日からこの私立花水高等学校の生徒だ。 「新入生の皆さんはすぐ入ったところに受付があるので、受付後にクラス表から自分の名前を探して各自移動してください。」 こんだけクラスがある中で探すなんてめんどくさ……w 16組もあんのに……。 『私の苗字は涼樹だから探すのがめんどいんだよな』とか思いながら探していくと、さっそく1組で自分の名前を見つけた さっさと移動しようと思ったその時…………… ドンッ 「あっすいません」 「ばっきゃろー!!どこ見てんだYO!!なーんて私優しいから許してあ・げ・る★うわってかお姉さん超美人!!一緒にtogetherしようぜ★」 「あっいえ遠慮します。じゃあホントにすいませんでした。」 入学式からめんどいのにぶつかってしまった……。 あれが同い年なんて信じらんね……まぁクラスは16組もあるんだから一緒のクラスにはならないか(笑)なんて呑気な事を考えていた 後ろから変な叫び声が聞こえるが空耳ということにしておこうと思った。
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