悪夢

2/3

257人が本棚に入れています
本棚に追加
/192ページ
僕はベッドから飛び起きました。 全身汗びっしょりでした。嫌な夢をみたようです。 鶏が甲高い声で鳴きました。 僕は夢でよかったと安堵しました。でもそれ以上に心に重くのしかかる漠然とした不安があります。なぜだろう、自分でもよくわからないのです。 ベッドから降り、朝食を摂るためにキッチンへ向かいます。この時点で僕はどんな夢をみたのか思い出せませんでした。頭の中は空っぽ。脳の働きが停止して、身体だけが勝手に動いているようです。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

257人が本棚に入れています
本棚に追加