夜の友だち

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これは、私が小学三年生の時の話。 私は毎週月曜日と木曜日の夜に地元の音楽教室に通っていた。歩いて十五分くらいの距離ですぐ着くということで、親は私に徒歩で通わせた。 今思うとうちの親はとても無神経だったと思う。 小学校低学年の女児に、夜の歩道をひとりで歩かせるのだ。変態男が近づいてきていたかもしれないし、暗い足元の水路に落ちてしまっていたかもしれない。 あの時私は常に危険に晒されていた。今、私がこの話をすることができていることに感謝しなければならない。
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