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私が体験した不思議な話。
当時私は志望する高校に入るために、毎日自分の部屋で必死になって勉強していた。
私の部屋は電灯が少し暗いだけで別に変わったものもない普通の女の子の部屋だった。
いつものように勉強机に向かい、やっと宿題を終えて時計を確認すると、午前一時をまわっていた。
眠気を覚えて大きな欠伸をする。
ふと、部屋の隅に物音がしたのを聞いたような気がして、そこに視線を向けると金縛りに遭った。
まずいと思っていると、視線の先の部屋の一角に、天井から何か黒い液体が壁をつたってゆっくりと降りてきた。
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