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「か、が、や、く……?」
野山せんせいは思いっきり、眉をひそめてそう言った。
そのまま歌は進んでいく。
しかし私は、それきり、声が出せなくなった。
え?間違った?
私、間違った?
いや、間違っていないはず。
実際、子供の記憶だし、間違ってなかったかはわからない。
でも、あの時は確かに自信はあった。
だから間違ってはいないはず!
いまだにそう思っている。
あとで確認しても、間違っていなかったのも覚えている。
だけど。
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