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Sランクなんてものは、そうそうなれるものでは無く、よっぽどの実力とカリスマ性、そして何らかの特殊能力がないと、なれないのだ。
対して最下位のEランクヒーローなんかは企業やスポンサーと契約すれば誰だってなれる。おかげでEランクは街中に溢れかえっている。
昇格するには国際ヒーロー、ヒール協会の定める一定基準を満たさなければならない。?
ランクが上がれば出来る仕事も増えるし、知名度も上がる。無論、給与もUPだ。
そんな競走社会で彼らは日夜戦っていたのだった。
まぁ俺には関係ないことだし、職にもあり付けた。
恐らくヒーローなんかには一生なることはないだろう、多分。
そろそろ良い時間になってきたので、俺は雑誌を戻してコンビニから出た。
ここから本社ビルドまでは数分。
通勤に便利な会社で本当に良かった。
社会人として働くことは生半可なことじゃないだろうけど、頑張ろう。
俺はそう心で誓い、本社ビルまで向かった。
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