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天使の羽は綺麗だけど実はとがっていて…
なんだか暖かい
ぽかぽかする…
なんだろう…
うっすら目を開けたら
そこには小森さんが横たわっていたーーー。
恋人みたいな体勢…
「おはよう唯ちゃん_。」
微笑みながら優しく頭を撫でる…
この人…記憶喪失なのかな…
最低…
ぽかぽかだったのは
小森さんが私にコートをかけていたからだった。
「何してるんですか…?お姉ちゃんに見られたらあの人勘違いして取り乱しますよ?
それに私達もう恋人じゃないし…
病院抜け出してるの内緒にして
さよなら…。」
コートを投げつけてやった…
「待って…っ…
唯ちゃん…っ!」
何度も呼ばれたけど振り返らずに立ち去った。
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