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舞い落ちる花びら
小森さんが…
私の前にたってて…
男の人を追い払ってくれた…。
「あの…どうしてかばったんです?私の事なんてどうでもいいのでしょう?」
少し突き放すような
冷たい目線で小森さんをみる。
そしたら
少し辛そうな顔をして
「そんなことないよ…義妹なんだから守るのは当然だよ…」
苦笑いを浮かべながらこちらを向く。
なんだか
昔の天使の笑顔を思い出してて辛くなって
顔を背けた。
「もうすぐ病院に戻ります。じゃ」
私は歩き出す。
「ぷはっ…そっち逆方向だよ…?」
うー
ばれた…
「送っていくからおとなしくしてて?」
私はもう頷くしかなかった。
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