天使との出会い。

2/3
前へ
/90ページ
次へ
その男の子のまわりだけ時が止まってた。 気づけば 彼の腕の中にいて 泣きわめく私がいた。 しかりもせずに優しく背中をさすってくれた 男の子は最後に頭を少しだけ撫でると 「じゃあな」 といって去っていった。 涙で滲む視界をかき分けて 前を見た頃には 男の子はいなかった。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加