天使との出会い。

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その男の子のまわりだけ時が止まってた。 気づけば 彼の腕の中にいて 泣きわめく私がいた。 しかりもせずに優しく背中をさすってくれた 男の子は最後に頭を少しだけ撫でると 「じゃあな」 といって去っていった。 涙で滲む視界をかき分けて 前を見た頃には 男の子はいなかった。
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