天使の涙

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余命もあと一週間しかなくなって 意識も朦朧としたりして 死ぬかいきるかって本当にこんな感じなんだなーなんて 実感して 屋上の女神には会えないと思った。 だから何度目かの発作の時に幸和に代わりに会にいってくれ って頼んだんだ。 それから何故か俺の体力は回復した。 数日後に「お兄ちゃん、俺…付き合うことになった。 その…俺お兄ちゃんから女神の事聞く前に…入試の試験会場で隣の席になってさ… 鉛筆おれたときに貸してくれて…好きになっててさ…ごめん。」と 正直むちゃくちゃショックだった。 こんなにも出来のいい、生まれる前から一緒だった幸和。 病気になってからも懸命に看病してくれて… そんな幸和を責められる立場じゃない…それに時期に死ぬしな… それに彼女がもう泣かないならいい。 もう満足だ… 死んだら二人を見守ろう…。 そう、思ったのに… 
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