2人が本棚に入れています
本棚に追加
「何か今日人少なくね?」
ふいにタクヤはそんなことを尋ねてきた。確かに少ないような気がした。とゆうか、俺達以外、誰もいない。あまりに奇妙な出来事に少し恐怖に感じた。
いつもこのぐらいの時間は人で溢れかえっているはずだ。
「まさか、今日って休み?」
タクヤもさすがに違和感を感じたのか、顔色が悪かったが逆に嬉しいそうにも見えた。なぜならタクヤの目が輝いていたからだ。
「とりあえず教室行こう」
俺達は少し急ぎ足で教室へ向かった。
おかしいおかしい
誰とも擦れ違わない
しかもどこの教室も閉まっていた。しかし、俺達の教室だけはいつも通り開いていた。
俺達は互いの顔を見やって、そっと教室の中を覗いた。すると中にはたった5人だけが自分の席に着席していた。
.
最初のコメントを投稿しよう!