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「なんでお前が答えてんだよ」
みんなからそんなツッコミをされたが俺は舌を出しながらとぼけてみたが、クラス全員から引かれてしまったようだ。傷付いたことは俺の心の中にしまっておこう。そんな中タクヤだけは爆笑していた。
(タクヤのツボがわからん)
みんな考えたことは同じのようだった。
キーンコーンカーンコーン
そんな感じで話しているとやっとチャイムが鳴った。全員が席につき担任を待つがやはり来ない。
俺は居ても立ってもいられずに職員室へ向かおうと立ち上がったと同時に、突然放送が校舎内に流れた。
最初はこんな朝早くから放送?と驚いたが、どうせ休みの連絡か、と思い着席しながら聞いているといつもより不自然だった。
古い放送器具が何だか嫌な音を出しながらジーという音だけがずっと流れている。俺たちは少し驚き互いに顔を見やっているとこの世のものとは思えぬ声が聞こえてきた。
俺は自分の背中がぞっとしているのがわかった。
な…んなんだ…?
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