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「さすがに平日の朝っぱらじゃ、人もあんまりいないもんだぜ」 「そうね。今ならどこでも貸切状態ね」 ほとんど人の行き来のない大通りを歩く。 「霊夢、どうせサボるなら一度帰って着替えた方がいいんじゃないか?さすがに制服は目立つぜ」 「それなら家でゆっくりするわよ。めんどくさいからどこかで済ませるの」 「家に帰るのもめんどくさいって…もはや霊夢が何をめんどくさがってるのか分かりゃしないぜ」 「あ」 「霊夢?どうかしたか」 「見てこれ」 「…普通のジュースの自動販売機じゃないか」 「よく見なさいよ。この自動販売機、今ちょっと興味あるのよね。99円自動販売機」 「99円て…100円でいいんじゃないか?1コインで買ったら釣りが出てきて逆にスッキリしないぜ」 「だからね、ほら、見てよ。このお釣り出口」 「?」
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