職場の十子さん

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「た・か・み・く・んと一緒にですね?一緒なんですね?」 「わ、私の力が足らなくてすまん!と、とにかく頼む。」 あたふたと立ち去る上司の背を、十子さんは見えなくなるまで睨み付けた。 どうせ異動の話しに決まっている。 察しはつくが、あまり気分はよくない。 ちなみに、不機嫌になった時の十子さんは危険である。
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