新たな依頼

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十子さんは、手を挙げて四人の発言を止めた。 今、十子さんの脳内で、いくつかの計画が浮上しては検討され淘汰されていっている。 十子さんが結論を出すまでにかかった時間、およそ30秒。 「わかりました。彼らに、一度だけ機会を与えましょう。ただし、その一度はお任せいただきたい。それから、解決までに1ヶ月いただこう。準備したい。」 3人の課長は、顔を見合わせた。 高見は興奮している。 「すごいですぅ、十子さぁん!俺は何をしましょうかぁ。」 「頼みたいことはある。さて、どうします、御三方。」 あとは上司にあたる三人の決断しだいだ。 十子さんの方は、既に考えが固まっている。
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