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「私はお願いしたいわ。そのためにお呼びしたんだもの。よろしくねえ、十子さん。」
春日部課長が、まず最初に賛同した。
それに続き、金子課長も頷いた。
こちらは春日部課長よりは警戒している様子だったが、それも当然だろう。
十子さんが動くと、結果はいつも強烈かつ鮮烈だ。
十子さんが歩いたあとには、公務員としてありうべからざる事態はすべて踏みつけられ薙ぎ倒され吹き飛ばされている。
最後の鬼倉は、言わずもがなだ。
「十子さんのすることに、全面的に協力します。」
「俺もですぅ!」
いや、高見は聞かれていない。
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