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「ええと、2日になってますぅ。」
メモ帳についているカレンダーを見ながら、高見が応えた。
「よし!来月2日午後7時。場所はここだ。それでいいな?」
「「「おう!!」」」
三人同時に返事をすると、かなりうるさい。
勝負の約束を取り付けると、十子さんと高見、春日部課長は武道場から出た。
「ちょっと、十子さん!あんな約束をして大丈夫なの?」
出た途端に春日部課長が十子さんに話しかける。
さすがに心配そうだ。
「大丈夫です。ここまでは計画通りですから。」
武術の心得のない十子さんの、いったいどこからこの自信はくるのだろう。
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