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千葉優太が入学した高校は男子校で、そこそこの進学校だった。
敷地は広く、学校の敷地横には寮もあったが、千葉は通学組だった。
いつもより早めに家を出た千葉は、学ランの前を開けていた。
自転車を走らせながら、朝は少し肌寒いなと思いつつ通学路を進む。
15分もすれば学校につき、いつも空いている駐輪場に自転車を止めた。
前日に出されていたプリントが一枚無くて、学校で終わらせてしまおうと早めに来たのだ。
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