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「中に入っていいわよ」
「あっ・・はい!お邪魔します」
「お邪魔します」
うさぎは、女性の出で立ちに少しの間呆けていたが声をかけられたことに気づき少し言葉をつまらせ
優は、普段のように挨拶をする
女性の言葉に従い2人は小屋の中へと入っていく
小屋は、土足で入るようになっており
玄関をあがり、廊下を歩いている途中に扉が三つある
廊下を真っ直ぐ抜けた部屋に2人は案内される
女性が扉を開けると
まず目に入ったのが、青い瞳が綺麗な黒猫が一匹扉のすぐ傍に座っていた
黒猫は微動だにすることなく、優とうさぎの様子を観察しているような視線を送る
うさぎは、黒猫から視線を外し次に目に入ったのはキッチンだ
対面式のキッチンになっている
見た目は最新な感じではなく、なんだか落ち着く印象を与えるキッチンだ
キッチンの反対側には革張りのソファーに木製の低い机
暖炉があり、その横には1人用の机と木の椅子が置いてある
暖炉の前には、黒い犬と白い犬が寄り添うように寝ている
黒い犬は、ラブラドールのようなサイズに毛が短く体が大きく
白い犬は、サイズは黒い犬と同じだが毛が長くフワフワしていそうだ
うさぎは、見たことのない白い犬に少し興味を持つ
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