2030年9月24日

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「とにかく今は状況を把握できる物を探してみよっか 湖があるってことは、人が通った形跡くらいはあるかもしれないし・・・・ ここで、じっとしてても何も解決しないしね」 冷静で的確な指示をする優の言葉に、うさぎは反応しておでこをさすりながら立ち上がる 「とりあえず、湖を一周してみよ」 うさぎは優の言葉に頷く 2人は何も喋らずに歩き出す 優をちらりと見ると、こちらに気づく様子もなく真剣な顔で何かを考えているようだ うさぎは、周囲を見渡しながら考える それにしても大きな湖・・・ こんなの日本にある? なんだか周りに生えている木も日本にある木ではないような感じだし だいたい ど う し て こ ん な 所 に い る ? 優が冷静なおかげでパニックにならずにいれたうさぎだが 考えることによって現状が異常であることを少しずつ認識していく だが、今起きていることを他人事のように受け止めなければ心が追い付かないというのも正直な感想だ 周りを見渡しながら、ただただ2人は無言で歩く
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