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-天罰神<エトロ>-
神世における超常的存在の「神世の二柱」であり、「“神世”真正の魔神」とも呼ばれる。司る権能は『審判』と『断罪』である『天罰神』であり、神世から現世に渡り、ルシと契約したのも「現世のバランスを乱し両世に仇なす同胞に天罰を与える」ため。『魔神』とは「神殺しの神」という意味である。
顕現した姿は、灼熱の炎の中に漆黒の塊を秘め、夜空を思わせる皮膜を張った翼と紅蓮の瞳を持った有翼有角の巨人を形作る紅蓮の焔。
現世で当初に彼と契約したのは「ルシ」は「マティルダ・エレメール」という女性であり、彼女は当時有名であった「歌姫」であった。彼女とはリンゼ側との聖戦での激戦を潜り抜けてきた戦友であり、相思相愛の仲であったが、リンゼを倒した最終決戦でマティルダを失い、エトロはその深い悲しみを受け、神世へ帰還した。その由縁からかエトロは現世における“歌”を好んでいる。
真名は“紅蓮の審判者”
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