2484人が本棚に入れています
本棚に追加
彼には届かないその受話器を握りしめながら
「……ハイ。」
と赤い顔で返事をしてから切った。
言われたとおりに布団に潜る。
でも、ドキドキしてる心臓が鳴り止まなくて……
今日も私は、眠らずに彼を待つ。
今日も明日もその先も……ずっとずっと。
彼が帰ってくるのは私の元。
(fin)
23.11.14
最初のコメントを投稿しよう!