無茶苦茶な告白

6/13
前へ
/512ページ
次へ
 それでも、何でもないフリを今さらだけどしたくて  「そう、ですか……」  精一杯の虚勢を張って、それだけ言った。    無言が続いて俯いていたら、いつの間にか彼が横に座っていた。  近すぎる距離に、離れようと試みると  「左手、出せ」  脅すように耳元で囁かれた。
/512ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2484人が本棚に入れています
本棚に追加