無茶苦茶な告白

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   彼の低い声が耳元で響いて、体がゾクリと震える。  まだ、こんなにも、好き……  けれど彼は明日、他人のモノになる。  切なさを噛み締めて、言われた通りおずおずと左手を出す。  彼は私の手を右手で掴んで、フッ笑った。  そして……
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