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…なんだ。なんかすげえ良い夢見たはずなのに。全部忘れちゃったよ。…まあどうせ、夜静兄ちゃんの夢だろうけどー。
場所変わり学校。…おや?教室が騒がしい。なんだろ。
教室には数人の生徒。亮子もいる。そして何故かみんなひそひそ話。
「おはよー。」
「あ、梨奈。おはよう。」
荒川さんには会釈。
「なんかあったの?」
「んんー。私も今来たとて分析してたけど…」
あれ一人称変わってる。
「いじめじゃない?学校生活2日目にして早速。」
「え………。」
亮子が指をさす。その先には、
「律峰…さん。」
でその律峰さんの机が。ぐっちゃぐちゃですねー。教科書とかすごいよ。…律峰さん動かないよ。
「……………」
これは律峰さんの沈黙。
さーて、どうす「やあ!おはよう!二組の皆様!結那はいるかーい?」
セリフ遮られた。
元気に教室に入ってきたのは。
律峰さんと顔がまったく同じな女子。…あでも姉が黒いタイツで妹が白いタイツなんだ。
妹はずかずか教室に入ってくる。
「どうかしたかい?結那。」
「…………」
「遠慮せずに言いなよ。今更遠慮もなにも無いだろう?」
「だって僕ら、恋人同士じゃないか。」
静まり返った教室の中。亮子だけは小声で
「僕っ娘だー。初めて生で見たー。」
…亮子。
もはやいろんな領域を超えたよ…。
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