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ここは、人間界
とある街中
田舎と言うわけでも
ないが
都会と言うわけでもない
歩道橋を歩く青年が1人
イヤホンで
音楽を聞きながら
歩道橋を下っていると
途中に
大きな荷物を持った
おばあさんがいた
青年は、おばあさんの横を通り過ぎて歩く
歩道橋を降りて
少し歩き立ち止まる。
青年
『…………………
~~~~~~~っ
あぁ~もぉ!!』
青年は、イヤホンを取り
身を翻しおばあさんの
とこまで走る。
青年
『おばあさん?
荷物持ちますよ?
ゆっくりでいいですから
気をつけて登りましょう』
青年は、おばあさんに
笑顔で語りかける。
おばあさん
『おや!
ありがとうね~』
青年は、結局おばあさんを目的地まで送っていった。
そうしてまた
歩道橋に辿り着く
すると
歩道橋の手摺り部分に
立っている人がいた。
黒ズボンに黒のYシャツに黒ネクタイ
見事なまでの
黒ずくめだ。
目が合ってしまった。
『…ん?おや?
そこな青年
時に君は、
情けは人の為ならず
という言葉を
知っていますか?』
これが俺とコイツの
出逢いだった。
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