お人好し少年と言霊さん

6/13
前へ
/16ページ
次へ
『随分、お腹すいてたんですね』 富永は笑って話す。 『申し訳ありません 美味しくてつい…』 言霊さんは 苦笑いして答える。 言霊さんは、富永に ラーメンを奢ってもらい 四杯替え玉をしていた ちなみに 普通のラーメンではなく 大ラーメンという 一杯、3玉入っている ラーメンだ。 『本当に ありがとうございました』 そう言うと 言霊さんは、また 昨日と同じように 一瞬で街灯の上に乗り 『それでは、 またいずれ お会いしましょう』 そう言うと 消えてしまった。 『……また』 富永は、あまり驚かず 街灯を見上げ そう呟いた。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加